
診療内容
湿疹、ニキビ、アトピー性皮膚炎、じんましん、ヘルペス、いぼ、鶏眼・胼胝などの一般的な皮膚疾患の治療に加え、シミ、肌トラブルなどの美容的なお悩みも遠慮なくご相談ください。
当院では患者様のニーズに合わせ、やさしくわかりやすいご説明を心がけております。
また、ケミカルピーリング、イオン導入、フォトフェイシャル、巻き爪のワイヤー治療、プロペシア内服による男性型脱毛症(AGA)の治療、各種基礎化粧品などの自費診療もおこなっております。
一般皮膚科
主な疾患
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、にきび、じんましん(急性、慢性)、脂漏性皮膚炎、手あれ、熱傷、単純ヘルペス、帯状疱疹、乾癬、掌蹠膿疱症、おむつかぶれ、乳児湿疹、陥入爪、老人性いぼ、ウイルス性いぼ、水いぼ、とびひ、鶏眼、胼胝、皮脂欠乏性皮膚炎、腫瘍、脱毛症、しみ、肝斑、アレルギー、白癬、カンジダ症、薬疹、床ずれなど
検査と治療

●顕微鏡検査
●採血によるアレルギー検査
●皮膚生検
●皮膚科手術
●金属パッチテスト
●ダーマスコープによる診断
●液体窒素やレーザーによるいぼの治療
●水いぼの摘出
●フェノール法による陥入爪手術
●鶏眼、胼胝のけずり
●エキシマライト光線療法
●ボトックスによる腋窩多汗症の治療
●多汗症のイオントフォレーシス治療
●パッチテストパネルを用いたパッチテスト
●アトピー性皮膚炎のデュピクセント治療
●蕁麻疹のゾレア注射
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎には2つの疾患機序があります。ひとつはアレルギーであり、もうひとつは乾燥による皮膚のバリア機能の低下です。治療として日本皮膚科学会の治療ガイドラインでは、ステロイド外用剤を主体とし、タクロリムス軟膏や保湿剤を併用することを推奨しています。当院においても皮膚科専門医によるガイドラインに沿った治療を行います。
適切な外用薬の使用法、スキンケアを主体とし、必要であれば抗アレルギー剤を中心とした内服治療も併用します。
重症な場合、注射薬のデュピクセント(デュピルマブ)を使用する場合もあります。デュピクセントは、従来の治療法とは異なり、アトピーの皮膚炎症を引き起こす物質(IL-4.13)の働きを直接抑えることで皮膚の炎症を抑え、アトピーの根幹を抑える薬です。投与方法は、2週間に1回の皮下注射で、最低4か月の治療が必要です。保健適応薬剤ですが、3割負担の患者様で初回約5万円、2回目以降2万5千円の負担額がかかります。
効果としては、4か月後に約8割の方の皮疹が5割改善、約4割の方の皮疹が9割改善します。診察時に当院皮膚科医にご相談ください。
ニキビ
ニキビは、皮脂の分泌が過剰になり、皮脂の出口である毛穴の部分が角化することによりおこります。ひどくなると毛穴の中でニキビ菌が繁殖して炎症を起こします。当院では、ニキビのスキンケアのアドバイスに加え、日本皮膚科学会のざ瘡治療ガイドラインに基づく内服、外用治療を中心に治療を行います。また、必要に応じ、ご希望の方には自費診療でケミカルピーリング。クリアタッチ、BBL、イオン導入も行っております。
じんましん

じんましんは、赤く皮膚がもりあがってかゆみを伴い、しばらくすると消えてしまう比較的よくみられる疾患です。
6週間以上続くじんましんを慢性じんましんとよびます。治療には主に、アレルギー反応を抑える抗アレルギー剤の内服薬を使用します。既存治療で効果不十分な特発性の慢性蕁麻疹では、ゾレア皮下注射(保険診療)を使用することあります。
脂漏性皮膚炎
顔や頭など皮脂分泌が盛んな部位にかゆみ、赤み、フケなどの症状としてあらわれる脂漏性皮膚炎は、症状が良くなったり、悪くなったり繰り返しやすい疾患です。必要に応じ、抗真菌剤の外用、ステロイド外用剤、ビタミン剤内服等の併用治療をします。
肝斑
主に30~40歳代の女性で頬骨あたりに左右対照に生じる褐色斑です。ホルモンの影響や妊娠、ピルの内服、多量の紫外線暴露が原因となり出現するといわれています。治療としてはビタミンC、トラネキサム酸の内服、ぬり薬では自費診療でハイドロキノンやトレチノインなどの美白剤を使用します。
皮膚科手術
当院では、皮膚科外来診療時間外の9時半頃より手術をおこなっております。手術が最善の治療法かどうか、事前の皮膚科医による診察をしたうえで、手術日程の予約が必要です。安全に検査を行うために血液検査を実施いたします。
手術日以降は創部の状態確認のため、1回~数回ご来院していただき、抜糸の流れになります。通常、病理組織検査結果は抜糸時にお伝えしています。
エキシマライト光線療法
エキシマライトとはXecl(キセノンクロライド)光源を用いたUVB照射装置で308nmの単波長を選択的に高出力で出すシステムです。皮膚局所免疫を低下させることにより、以下の疾患に効果があります。
アトピー性皮膚炎
尋常性乾癬
尋常性白斑
掌蹠膿疱症
類乾癬
慢性苔癬状粃糠疹
円形脱毛症
結節性痒疹
異汗性湿疹
照射すべき病変部にエキシマライトを照射していきます。弱めから徐々に出力を上げていき1週間に1回程度 約6-12週でかゆみ、水疱等の湿疹が軽快しはじめます。回数や期間には個人差があります。
イオントフォレーシス
イオントフォレーシス治療は、電流を通電することにより生じる水素イオンが汗孔部を障害し狭窄させることにより発汗を抑制するといわれ、手掌 足底の多汗症に対する治療効果が多数報告されています。欧米では、多汗症に対する一般的な治療法とされ、本邦の多汗症診療ガイドラインでも掌蹠多汗症では推奨度Bとなっています。
保険適応があり、3割負担の方で1回施行につき660円の施行料がかかります。
美容皮膚科、自費診療
主な疾患
ニキビ、しみ、そばかす、眉間のしわ、肌あれ、ほくろ、いぼ、男性型脱毛症(AGA)など
治療、各種基礎化粧品
●ケミカルピーリング
●イオン導入
●BBL光治療
●エレクトロポレーション
●ボトックス注入
●巻き爪のワイヤー治療
●レーザー治療
●クリアタッチ
●プロペシア処方
●ハイドロキノン
●トレチノイン(0.05 0.1)
●メトロニダゾール
●フィナステリド、デュタステリド
●高濃度ビタミンCローション
●美白用基礎化粧品
●低刺激石けん
●美容皮膚科診療一覧
●各種基礎化粧品一覧
●マッサージピール
●Qスイッチルビーレーザー
●HIFUリフティング
トレチノイン
トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、我々の体に必要な成分です。トレチノインは、細胞の形態制御や分化増殖作用を示すことから、シミをはじめ種々の色素沈着、ニキビ、小じわなどに適応があり、多くの臨床報告がされています。
アメリカではFDA承認の元、30年以上にわたりにきびやしわの治療に使用され安全性が確立されています。
トレチノインの皮膚への作用
- 角層をはがします(ピ―リング作用)。
- 表皮細胞の分裂・増殖を促し、皮膚の再生を促進するため、シミの改善に効果的です。(表皮細胞が入れ替わり、皮膚の代謝が促進します)
- 皮脂腺の働きを抑え皮脂の分泌を抑えるため、毛穴径の縮小・にきび症状を改善します。
- 真皮層でコラーゲン産生を促すため、皮膚の張りと小じわ、ちりめんじわの改善をもたらします。
- 表皮層内でのヒアルロン酸など保湿性の高い成分の産生を促すため、肌のうるおいが高くなります。
当院ではトレチノイン0.05は3,300円 0.1は3,850円にてご購入できます。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは細胞組織へ短い電圧パルスを与え、数秒~数分間角質細胞の細胞膜に電気的な穴をあけた状態にし、その時間内に薬剤を肌の奥まで導入する治療です。痛みや治療後の赤みなどのダウンタイムがありません。
また、従来のエレクトロポレーションと比べ、冷却を加えることで血管が収縮し、導入した薬剤が皮膚に長時間とどまるため、効果をさらに発揮できます。
フォトフェイシャル、ケミカルピーリングとの併用が可能です。施術は事前の予約が必要です。医院への直通電話(03-3318-8048)あるいは直接受付での予約をお願いいたします。
エレクトロポレーション(顔面) | |
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トラネキサム酸(TA) | 9,900円 |
ビタミンC (VC) | 9,900円 |
グリシルリシン (GG) | 9,900円 |
プラセンタ | 14,300円 |
ピーリング+エレクトロポレーション(TA) | 15,400円 |
ピーリング+エレクトロポレーション(VC) | 15,400円 |
ピーリング+エレクトロポレーション(GG) | 15,400円 |
ピーリング+エレクトロポレーション(プラセンタ) | 18,700円 |
エレクトロポレーション(背中) | |
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下半分(VC) | 13,200円 |
背中全体(VC) | 22,000円 |
ピーリング+エレクトロポレーション(VC) | 19,800円 |
クリアタッチ
フラッシュランプの光と熱エネルギーによる創傷治癒促進作用を利用し、ニキビやニキビ痕の赤みを複数回の治療でダウンタイムなしに改善させることを目的のとした治療です。1回で症状を改善するのではなく、複数回の治療を継続することにより、少しずつ穏やかに肌質が改善していきます。予約は必要ではなく、診療時間内に施術可能です。
設備紹介

【BBL】

【炭酸ガスレーザー】

【エキシマライト】

【エレクトロポレーション】

【クリアタッチ】

【イオントフォレーシス】

【HIFUリフティング】

【Qスイッチルビーレーザー】